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MAME 0.255


今回は、CHD managerが、DVDに正式対応し、CHD関係に大きな動きと、
あとは前回に続き ナムコ システム10 の更新等がメイン。



CHDマネージャの更新

今までDVDイメージからCHDに変換する場合も、CD変換のコマンドを使っていたため、
いろいろ不都合(?)が出ていたようですが、
今回からDVD用の変換コマンドでCHDが
作成可能になり、これでやっとDVDを使うタイプで止まっていたプロジェクトが
進められるようになった段階なので、これからの発展に期待したいところ。



ポップンミュージック4/5/6/7/8/アニメロ

 /アニメロ2号/ミッキーチューンズ/ミッキーチューンズ!


今回のchdmanの更新により恩恵が受けられたタイトル。
これで、firebeat基板はポップンシリーズも全て動作可能に昇格。

実のところ、約2年前の更新(Ver.0.229)のfirebeatのブレイクスルーがあった時点でも
動作するCHDを用意すればプレイは可能でした。なので、今回の素早い対応も納得。

それと、アニメロ/2号は著作権の関係でライセンス期限が設けられているのですが、
ドングル内に期限年月がダイレクトに書き込まれており、そこを00年00月にする事で
期限が解除できます。実機でやるのは大変ですが、データ上でなら簡単に書換え可能。
(その書き換えたバージョンも今回の更新で対応しています。)

ちなみに、チートも2年前の時に作成済みで、公開中のデータに収録済みです。



他に今回のchdman更新で影響があったのは、ニチブツのハイレートDVDシリーズ
こちらはDVDに変換した事により、起動時のチェックが通るようになった模様。

まあ、これでやっと次の段階に勧めるという状況なので、プレイ可能にまでなるには
まだまだ長い道のりでしょう。



そして、ここからはナムコ システム10の更新。



ガンバリィーナ / Point Blank 3


こちらもデコードが入り、銃の問題も修正され、動作可能に昇格。

前作(第2弾)のガンバァールの時点でもうネタ切れ感は感じていましたが、
第3弾にあたるガンバリィーナでも既存のネタにちょっと変化を加えた程度
にしか感じず、ガンバレットで既に完結しているゲームという印象。

ついでに、残機減らないだけのチートですが、一応作りました。
gunbalina.xml
ptblank3.xml




太鼓の達人3/太鼓の達人5


前回ではまだプレイ不可だった、3と5もプレイ可能になりました。

但し、サウンドが不完全という事で、太鼓の達人シリーズはまだ動作不可扱いのため、
whatsnewにも昇格リストには表記されていません。

ちなみに、太鼓の達人はまだ動作確認していません。なのでチートも作っていません。
(前回その事を書き忘れていた)




ゴルゴ13 銃声の鎮魂歌/青春クイズ カラフルハイスクール

 /つっこみ養成ギプス ナイス★ツッコミ


前回の時点で動作自体は可能な状態でしたが、この3タイトルはBGMの再生にmp3が
使われていて、基板ではデコードするチップを経由してmp3を再生するシステムで、
前回はその部分が未エミュレートのため、BGM等が流れず動作不可扱いでした。
今回は、その部分のエミュレートによりBGMも再生され、動作可能に昇格。

但し、この処理が非常に重い処理となっており、フルフレームで遊ぶには、
PC側にそれなりのCPUスペックが要求されます。
(セガやアイレムでディスクリートサウンドがエミュレートされた時のような感じ。)

まだ最適化の余地はあるので、今後多少の改善はあるにしても、劇的な速度改善の
見込みは薄いでしょう。
(ちなみに、自分の環境ではデバッグモードで起動すると100%を下回る事があり、
 デバッグモードなし(フルスクリーン)なら100%以上維持できる状況。)

ついでに、前回問題があってリンクから外したnicetsukのチートですが、
調べた限り、アドレスの違いは2パターンしか確認できなかったので、
アドレスシフトではなく、条件分岐でとりあえず作り直しました。

nicetsuk.xml

ちなみに、このチートでゲームオーバーにはなりませんが、ちゃんとプレイして
結果を出さないと決勝戦には行けないようです。決勝戦でアドレスがシフトする
可能性はありますが、そこまで行けなかったので未確認です。



と、システム10はそんなところで、それ以外の更新。



バーガーキッズ

キッズメダル系。
アクの強いキャラで結構見た目のインパクトは凄い。
それと、(儲かりはしないが)当たりが出る確率は高いように思います。

このゲーム、当時ワリと見かけた印象で、結構ロングランだったのかも。




バレーボール/バスケットボール(トミー)

TEG(トミーエレクトロニクスゲーム)を冠したシリーズで、電子ゲーム黎明期の作品。

TEGの第一弾は(恐らく)ドクタースミス で、そこから始まったシリーズ。
(そのドクタースミスも、元は海外作品の Merlin (Parker Brothers)の国内移植版)
まだ ゲーム&ウオッチ も存在していない、1970年代の作品で、赤色発光ダイオードの
オンオフだけ行う知育玩具的な電子ゲーム。で、バレーボール はそのドクタースミスを
アレンジした程度で、バレーボールと呼ぶには無理のある内容。

バスケットボール のほうは1980年で
(ゲーム&ウオッチが出る前か後かは確認できず……)
多少進化は見られるものの、正直ゲームとしては厳しい内容で、むしろバレーボールよりも
ゲーム性は劣っていると言えるレベル。恐らくゲーム&ウオッチがブームになってからは
見る影も無かったのではないかと思う。



あと今回、電子ゲーム(LCDゲーム)では他にも、コナミの TMNT: Basketball
TMNT3: Shredder's Last Stand 、Tronica社の Super Goal Keeper に対応。
(全て海外製品で、個人的に興味も無いので感想は割愛。)



と、尻すぼみな感じになりましたが、新規動作対応はこんなところ。
次に、新規未動作のタイトル。



エースドライバー3 ファイナルターン


エースドライバーシリーズ第3弾。国内ではショー出典止まりで未稼働。
稼働した海外でも殆ど出回らなかったようなので、かなりのレアモノと云える。

しかし、ナムコシステム246なので動作したとしてもMAMEでプレイは厳しいでしょう。


基板から録画された動画があったので貼っておきます。


ちなみに、以前ブログでエースドライバーのネタを書いた時にも3の動画を
貼りましたが、その時はまだ↑の動画は公開されていませんでした。

まあ、システム246はPS2ベースなので、PS2系のエミュレータですぐに対応
されそうではありますが。




Pump It Up: The 1st Dance Floor


国内未稼働のDDR風音ゲー。コナミに訴えられた事でも有名(?)
但し、和解金支払って和解は成立していて、以後Pump It Upは大量にシリーズ化し、
海外ではDDRシリーズよりも出回っていたという……。
ちなみに、今回対応したのはシリーズ第1作目。

しかし、PCベース(セレロン333MHz)の基板なので、これもMAMEでは厳しい。
(まあこれもPC系のローダーとかで対応されそうだが。)




太鼓の達人11


これはシステム10ではなく、システム256の太鼓の達人。
(無論MAMEでは……以下略)

これで太鼓の達人は2~11まで揃ったという事で、未だ初代が未対応な状態。
(ちなみに太鼓の達人RT版は次回更新で対応予定)




ニンテンドーゲートウェイ64


これは珍品。空港やホテル等に設置され、任天堂のゲーム機がプレイ出来る筐体。
(所謂、お金を入れて一定時間プレイできるアレ。)
今回はそれの64版に対応。

ワリと置かれていたようですが、インターネット普及に伴い役目を終えたという感じ。




と、気になったのはそんなところ。何気に音ゲーに関するネタが多かった。
あとは、それ以外で気になった更新。


MSM5232の更新でエンベロープジェネレーターの修正


この修正で、エンベロープの減衰のタイミングがより正確になったようです。

まあ、自分では聴き比べてやっと違いがわかるような微細な変化ですが、これが
積み重なって行く事で完成度が上がる事にも繋がるし、今後も期待したい更新。




それと、あと一つ小ネタ。

今回X68000で対応したタイトル、見に行くぞ!ヘッジホッグ
ソニック・ザ・ヘッジホッグをベースとした、一応オリジナル作品。

当時、草の根BBSでコレを含めた3本を一纏めにした圧縮ファイルがアップされ、
(しかも中身は伏せてあって分からない状態で)まだテレホーダイも無かった時代に
アナログモデムで2時間くらいかけてダウンロードしました。

その中の1つがこの見に行くぞ!ヘッジホッグで、残りの2つは完全移植モノが2本
(○○○○ボーイと○○君)で、個人的に大満足。賭けに出て落として正解だった。

ちなみに、今回MAMEで対応した見に行くぞ!ヘッジホッグは、ここで公開されている。

アトリエ鬱 - 準備室

何故、今になってMAMEに対応したのかは謎。

そして、自分の手持ちのほうは、今回対応されたものより古く、音が無いバージョン。
アーカイブの中にはドキュメントもあり、ドキュメント内で転載禁止を強く訴えていて
幸か不幸か、それがしっかり守られ、現在でもネット上には出回っていないと思われる。
(単純に当時ダウンロードした人が相当少なかったというのもあるだろうけど。)


ついでに、X68000は、他にも最近公開されたのソフトがあったりします。

魔法使いの森

しかし、特殊な環境が必要なゲームで、MAMEでは対応しても動作しなさそう。



といったところでおしまい。今回のDVD対応は現時点ではまだ動きが少ないですが、
今後の進展によっては大きな波が起こるかも知れませんね。
(が、DVD使うようなタイトルは、MAMEで対応しても速度的に厳しいのが多そう。)


あと、更新といえば、本家チートデータが約1年ぶりに更新されています。

http://www.mamecheat.co.uk/

差分を抽出して検証し、ねこ自慢のほうも今月中を目処に更新したいところです。
(前回と比べて小規模な更新となるでしょうが)

何かネタになるアイデアがあればこっそりと非公開コメントでもしていただけると
対応するかも知れません。(しないかも知れません。)




最後に動画。今回は音ゲーネタが多かったので、動画もそっちの方向で。

ナムコのアーケード音ゲー、特にギター系は失敗続きで、今となっては超レア。
探したら、ミリオンヒッツ以外は動画は3つ共あったのまとめて貼っておきます。

ウンジャマラミーNOW!

最近筐体が発掘され、幾つか動画が出ていますが、コレにしました。
高画質なデモムービー。


クエストフォーフェイム

動画が5つに分けて公開されていたので、とりあえずPart1を貼ります。


ギタージャム
こちらはYoutubeでは見つけられなかったのでツイッターから。
尚、これもコナミに訴えられた模様。早々と消えたのはその影響も?
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MAME 0.254


今回はもう聞くまでもなく ナムコ システム10 の更新がメイン。

システム12の廉価基板にも係わらず強力なプロテクトがあり、動作不可な状態が
続いていましたが遂にブレイクスルー。多数のタイトルが動作可能に昇格。

自分にとっては新しめと言える基板ですが、廉価基板なので多少の冒険も許されたのか
(面白い面白くないは別として)アイデア勝負の意欲作が多く動作可になった価値は高い。

今回、新規追加/動作可能に昇格したタイトルはかなり多いので、ジャンル毎に
(併せて、system10のソース 内のドキュメントに記載のタイトルについても)
まとめて解説していきます。
(基本はリリース順に解説)



ミスタードリラー2/ミスタードリラーG

ミスタードリラー2がシステム10の初リリースタイトル。(前作はシステム12)

ミスタードリラーが異例のロングランで、勢いがまだ続いていた状況で2を投入、
勢いに乗ったままうまく繋ぎ、更にミスタードリラーGまで人気を継続させました。
もしかしたら、これ以降のシステム10で冒険が許されたのはこのヒットの影響も!?

ちなみに、ミスタードリラー2といえば、今回の対応により稼働から20年超しに
隠しコマンドが発掘されるという出来事があり、これにも驚かされた。
https://twitter.com/_987123879113/status/1642056500540768256

補足すると、コマンド入力を始めると内部タイマーのカウントダウンが始まり、
0になる前に入力を完了させるとフラグが立ちます。(時間的余裕は十分にある)
間違った入力をすると、その時点でコマンドもタイマーもリセットされます。

成功すると、幾つかフラグが立ちますが、隠しステージ有無の判定は$80282C72の
bit5のみのようです。(それ以外のフラグが何に使われているかは未確認)

テストモードを終了するとnvramに書込まれ、次回以降コマンド入力不要となります。


で、↑のチートを作ろうと思った(というか作った)のですが、本家の掲示板にも
アップされて、こちらで用意するまでも無かった……
http://www.mamecheat.co.uk/forums/viewtopic.php?f=4&t=13352


それと、ミスタードリラーGのチートも作られています。
http://www.mamecheat.co.uk/forums/viewtopic.php?f=4&t=13360




太鼓の達人2/3/4/5/6

システム10基板で一番のヒット作と言って良いでしょう。

ナムコはそれまで幾度となく音ゲーをリリースしたものの、没に近いくらい出回りの
悪いタイトルばかりでした。(ヒットと言えるのは(他社開発の)パカパカパッション
シリーズくらい?)が、ここで遂に他社音ゲーと肩を並べられるシリーズが誕生。

現在MAMEで対応しているのは2~6で、今回のバージョンでは全て未動作扱いですが、
2、4、6はプレイ可能のようです。3、5も次バージョンでプレイ可能になる模様。
(ちなみに、7以降は基板がシステム256になるので対象外)

ちなみに初代もシステム10で、ソースのドキュメントには記述がありますが現状未対応。

ついでに、ソースのドキュメントに型番が書かれていなかったので補足しておくと、
PCBラベルは『TKT1 Ver.A』、CD品番は『NM-001』が確認されています。

そして、システム10の太鼓の達人は実はもう1タイトル存在します。

太鼓の達人 RT~日本の心~
https://www.bandainamcoent.co.jp/corporate/press/namco/50/50-031.pdf

ゲームセンター用ではなくリハビリテインメントマシンとして作られたモノで、
上記pdfによると、2004年11月中旬頃に稼働したようです。

PCBラベルは『TKN1 Ver.A』、CD品番は『TK-N』が確認されています。




ゴルゴ13 銃声の鎮魂歌/ガンバリィーナ(Point Blank 3)


どちらも人気シリーズの第3段。ガンバレットは言うまでもなく名作だし、
ゴルゴ13も内容的にはガンバレット的なミニゲーム集だが世界観も保たれ、
アイデアの勝利という感じのタイトル。

今回、ゴルゴ13のほうは動作可能な状態ですが、
ガンバリィーナのほうは
動作不可な状態。
(次バージョンで動作可能になる予定)

それと、ゴルゴ13はBGMの再生にmp3が使われていて、基板にデコードするチップが
載っていますが、現状のMAMEはその部分が未エミュレートのため、BGM等が流れません。
現段階のシステム10は他にも音に不具合が出ている部分が度々見受けられるので、
今後はこのあたりも改善されて行く事でしょう。

あと、ソースのドキュメント内に Aim For Cash というタイトルがありますが、
これはガンバリィーナをギャンブル機に転用したタイトルで、海外のみ流通。

そして2002年AOUショーではゴルゴ13と同じ筐体を使った エイリアンスナイパー
が出展されました。残念ながら正式稼働までは至らず没になったタイトル。
これも恐らくはシステム10が使われていたものと思われます。

で、ゴルゴ13は本家にチートがあります。
http://www.mamecheat.co.uk/forums/viewtopic.php?f=4&t=13356




GAHAHA・一発堂/2/宇宙大作戦チョコベーダー コンタクティー


いわゆるミニゲーム集。どれも共通して、ゲームが始まるまでのテンポが悪い。
そして、個人的にセンスもあまり好みではない。

まあ、ゲームがヒットしたという話も聞かないし(食玩はヒットしたみたいだけど)
個人的にどれも失敗作にみえる。




ことばのパズル もじぴったん


これもかなり変わったシステムなのに、大ヒットしたといえるタイトル。
アーケード向きなゲーム内容では無いので、アーケードは続かなかったものの、
家庭用としてはいろいろなバリエーションで発売されていました。

それと、ステージセレクト時の音がおかしい状態で、結構厳しい感じでしたが、
ゲーム中のBGMは正常に戻るのでそこは一安心。


こちらは需要ありそうなので、タイマー固定のチートを作ろうとしたのですが、
アドレスシフト型かぁ……でも、なんとか使える状態にしました。
knpuzzle.xml

が、後半面で動作しなくなる可能性が考えられます。
対応できるかはわかりませんが、動作しない場合はお知らせ下さい。
(セーブステート送って貰うのが確実だけど……悩ましいところ。)




撃牌砦 - 雀スペース


2タイトルが1本に入ったタイトル。牌砦のシリーズではあるが内容は全く違う。
しかし、どちらもアイデアをうまく活かせなかった感がある。


こちらもついでに、タイマーチートを作りました。(但し、動作チェック不足)
都合により、固定ではなくゲージが無くなると満タンに戻すチートになります。
gjspace.xml


余談ですが、ナムコの没ゲーで G-SPACE というタイトルが存在し、システム10基板で
2002年3月頃にロケテストをしていた事から、雀スペースのプロトタイプなのでは?と、
思っていました。が、内容を聞くと全く違うゲームのようで、ネオジオで発売された
ぐるりん(更に大元はX68000の くるポン )に近い内容らしい。

で、実はシステム10には全く違うタイトルで、そのシステムに近いモノが存在します。
それがワイドプッシャーシリーズ(後述)の パズキューブ。コレに転用した可能性も……

しかし、G-SPACEに関しては、ネット上にも雑誌等でも画像情報は一切発見できず
詳細は不明。もし詳細を知っている方がいたら、是非教えて下さい。




パニクルパネクル


オセロのルールを使ったパズルゲームで、ゲーム的に キーパー(X68やスーファミで
出て、アーケードは没ったタイトル)に近い雰囲気を感じる。
(例えがマイナー過ぎる)

これもアイデア先行で作ったはいいが、いまいちヒットには繋がらなかった感じか。


需要は無いけど、一応残数減らないチートも作ったので公開。
panikuru.xml


ついでに、直接は関係ないですが他に挟むタイミングも無いのでここで紹介。

システム10には、クルクルフード という世界観が少し似た(内容は落ち物だが)
ゲームが開発されていました。最終的にシステム10版はお蔵入りとなったのですが、
数年後にアレック64基板で くるくるフィーバー とタイトルを変えて復活。
ちなみに開発はタクミ。

kurufood.jpg

クルクルフードのタイトル画面




青春クイズ カラフルハイスクール

ポテンシャルは高かったものお、出すタイミングが悪かったのか、移植に恵まれず、
(移植は携帯アプリのみで現在はプレイ不可なため、実質移植版は0な状況。)
知名度は低い印象で、いろいろ惜しいタイトル。

これもmp3を使うタイプなので、BGMは流れません。(音声はmp3ではないので再生される)

ちなみに、これの元となるタイトルが実は1999年に作られていて、そのタイトルは
恋愛クイズ ハイスクールエンジェル。残念ながらこの時は未稼働に終わりました。
(時期的にまだSYSTEM10は登場していないので、基板はSYSTEM12と思われる。)

このタイプは1996年に「クイズなないろDREAMS 虹色町の奇跡」が出ているので、
それと比較されてしまい、恐らくキャラ数の少なさがネックになったのでは?
と個人的に推察しています。

rquizhsa.jpg

ハイスクールエンジェルのタイトル画面


しかし、ここまで作っておいて完全にお蔵入りしてしまうのが勿体ないと思ったのか、
2003年に「女子高生クイズ」の仮称で復活。
(恐らくこの時は既にSYSTEM10であろう)

そして無事に現在のタイトルで発売されたものの結果は……。と、不運続きでしたが、
今後はアーカイブとかで出してきそうだし、今になって再び注目される日が来るか!?


そして、こちらもチートを作成。これが一番需要ありそう。
しかし、どれも結構特殊な方法で扱われていて、意外と苦労しました。

[Disable Time-out]
見た目はゲージがカラになりますが、タイムアップになりません
ゲージの処理が複雑で面倒そうだったので、内部の値だけ固定しました

[Watch Me For Good Answer]
ウォッチ機能を使って、画面左上のAnswer = に正解の番号を表示します
(本当はキャラクターで表示とかしたかったが面倒なのでやめた)

5/12 追記:
[Watch Me For Good Answer] のcondition全体を()で括っていなかったので修正。
(以前のチートでも動作はするのですが、コンソールにエラーが表示される状態です)


[Always Good Answer]
どの解答を選んでも正解になります。
(間違った解答を選ぶと、正解の解答と同時に光ります)

[Infinite Lives]
残数を9で固定します(これも変な値で探しにくかった)

キャラのパラメーター等も探ってみましたが、どうやらアドレスシフトを
使っているようで、それまで調べるのはかなり大変で今回は諦めました。

5/4 追記:
ラベル名に古い表記を使ってしまっていたので、ラベル名を修正しました。
それと再確認したら、他にも古い表記をしていたものが2件あったので、
そちらも併せて公開します。(どれもラベル名の変更のみです)

青春クイズ カラフルハイスクール
squizchs.xml

おしゃべりまちゃ
macha.xml

クイズめくるめくストーリー
quizmeku.xml



つっこみ養成ギプス ナイス★ツッコミ

システム10に限らず、全てのアーケードと比較してもかなりの異色作。

結構凝ったシステムだけど、正直ゲーセンでプレイするのは恥ずかしったから
MAMEで心置きなくプレイできるのは有り難い。

ちなみに、これもmp3を使うタイプの基板で、現状はなんだか寂しい感じ。


そしてこれもチートを。0人になっても終わらず必ずクリアになります。
(上限は999人(少な)で、その999人で固定しても面白くないなと思って)
nicetsuk.xml

5/10 追記:
このチートは動作しない状態でしたのでリンクを外しました。
(これもアドレスシフト型で、その処理が入っていません)




個人的な話ですが、このゲームは埼玉レジャーランドに何年も置いてありました。
が、人がプレイしている所を一度も見たことが無いという。
(そのワリに何故か人形はボロボロだったが)
そして更に話がズレますが、ココはダウンヒルバイカーズも何年も置いてあって、
これもプレイしてる人はほぼ見かけなかった。
(自分はワリとやっていたが)




スタートリゴン

操作がボタン1コのみという、これまた思い切った仕様のゲーム。
キッズメダルとかなら見かけるタイプだが、ビデオゲームとしてはかなり珍しい。

この仕様でパッと思いつくのだと、バッドランズ(1984 コナミ)まで遡ってしまう。
しかし、この仕様ではバリエーションを増やすのも難しく、短命に終わった印象。


で、これはチート既に作られてる気がしたが、気のせいだったので急遽作成。
残機と空気が減らないチートです。(動作チェックは殆どしていません)
startrgn.xml


また余談ですが、これも最初は『デルタレンジャー』のタイトルでロケテストを
行っていました。内容はまだキャラ選択ができない状態になっていた事を除けば
ほぼ同内容なので、デルタレンジャーもシステム10と見て良いでしょう。




銃武者羅

他社開発のタイトルは結構ありますが、こちらは販売も他社(カプコン)が販売。
内容的にはカベールから始まるガンシューティングアクションとでも言うべき
ジャンルのゲーム。(TPSとの境界線が曖昧だが)

しかし、このタイプはあまり一般受けせず、隠れた名作止まりになっている印象。
銃武者羅も出来は十分なのだが、全く移植もされず知名度は低い。

(で、このジャンルについていろいろ書こうと思ったが、アーケードだけで見ても
 意外と数があって話が長くなりそうなのでやめた。)


ちなみに、こちらのチートは本家で出ているのでリンクを貼ります。
http://www.mamecheat.co.uk/forums/viewtopic.php?f=4&t=13343




このeたこ

落ち物系の亜流(マジカルドロップ系?)だけど、このセンスは嫌いじゃない。

これも移植は全くされてないのかというと実はあって、今は無きプラスe端末の
ゲームとしてリリースされていました。現在は勿論プレイ不可なので実質移植0。


こちらのチートも本家で出ていたのでリンクを貼ります。
http://www.mamecheat.co.uk/forums/viewtopic.php?f=4&t=13362


ちなみに、これはショー出展時はeが付いていない、このTACOというタイトルでした。
そして輸出用のタイトルはそのままで、日本版だけ e 付きのタイトルに変更。

実はdipのリージョン変更でeなしタイトル『このTACO』になります。(MAMEでも可能)

あと、MAMEでは“このeたこ”の綴りが“Kono e Tako”になっていますが、正しくは
“Kono e Taco”なのでは?

konotako.png

このTACOのタイトル画面




NFLクラシックフットボール

日本未発売のタイトル。日本でも2003年のAMショーに出展されたようですが、
どうやらウケが悪かった模様で、結局日本で日の目を見る事は無かった。

まあ、自分もあまり興味はないジャンルだし、ここは軽く流します。




ワイドプッシャーシリーズ (WIDEISM SP-02)


これも結構ロングランなシリーズで、かなりの種類のタイトルが出ています。

メダルプッシャー系なので、MAMEでプレイするのは不可ですが、液晶画面部分は
エミュレートされています。

現状対応しているタイトルは(動作の有無は未確認)

ワイドプッシャーシリーズ第1弾 パズボール
ワイドプッシャーシリーズ第2弾 すごろチックJAPAN
ワイドプッシャーシリーズ第5弾 世界化石発見!
ワイドプッシャーシリーズ第7弾 ボールポムライン
ワイドプッシャー Pacman BALL (国内未稼働)
キャラクターワイドプッシャー第1弾 ケロロ軍曹 地球(ペコポン)侵略司令…であります!
キャラクターワイドプッシャー第3弾 ゲゲゲの鬼太郎 妖怪横丁 まつりでバトルじゃ!
メダルの達人 ドキッ!大当たりだらけのすごろく祭り
メダルの達人2 あつまれ!ゴー!ゴー!双六戦隊ドンレンジャーファイブ

と、既に結構な数が対応していますが、未対応なのもまだ多数あります。
ソースのドキュメント内に記述があるのは

ワイドプッシャーシリーズ第3弾 スロットの王子様
ワイドプッシャーシリーズ第4弾 羊飼いのペター
ワイドプッシャーシリーズ第6弾 ダイスロン
ワイドプッシャーシリーズ第8弾 パズキューブ

そして、ソースのドキュメントに記述が無かったタイトルもあります。

キャラクターワイドプッシャー第2弾 クレヨンしんちゃん チョコビハンターしんのすけ

キャラクターワイドプッシャーは全3タイトルで、これもシステム10なのは確認済みで、
PCBラベルは『CCS1 Ver.A』が確認されています。

ccs1.jpg=

クレヨンしんちゃんのフライヤー(低画質)



ガーディアンズトラップ

これもワイドプッシャーですが、タイトー販売で、シリーズには含まれていません。。
(これも恐らくシステム10だと思われるが、確認できるソースは見つからず)

Gardianstrap_flyer.jpg

ガーディアンズトラップのフライヤー



ワイドプッシャーシリーズ第9弾 たたかえ!! 地球防衛軍

こちらは没タイトルなので、対応する可能性は相当低いでしょう。このシステムは後に、
前述の「ケロロ軍曹」に引き継がれたので、プロトタイプとも言えます。

TatakaeBoueigun.png

フライヤーは持ってなかったので、AMジャーナル2005年10月号より



三味線ブラザーズ


これは開発も別、販売も別、ドライバも別ですが、システム10を使用したタイトル。
現状は動作不可。

このゲーム、全くと言っていいほど売れなかったのですが、主な原因はゲーム内容より
ハード的な欠陥(入力が認識されないなどの致命的欠陥)の影響が大きかったようで、
その後それらに修正を加えた 三味線ブラザーズ アディショナル を出したものの
時既に遅しだったようです。

Additional_Flyer.jpg

アディショナルのフライヤー




他には、かなり前から対応自体はしていたノックダウン2001
これはパンチングマシンで、今回はリファクタリングも充てていないので起動不可。
まあ、起動できてたとしても、プレイは不可だしあまり意味は無いが。

そして、システム10を使用したパンチングマシンは他にもあって、他社製品ですが
ハードパンチャーはじめの一歩ハードパンチャーはじめの一歩2 王者への挑戦
がタイトーから出ています。
(ソースのドキュメントに記述があり)

あと他に、ソースのドキュメントのみに記載されていたものは、フォトバトール、
ホンネ発見キ、ドキドキ!フラワー、Drum Master 1~6
(太鼓の達人の海外版)

フォトバトールはコントローラーがカメラという、これまた珍しい仕様。
同時期にコナミからもカメラを使ったゲームが出ましたが、共倒れの模様。

ホンネ発見キはいわゆる占い・心理テスト系。
実際のウソ発見器に使われている技術を採用したようですが、ゲーセンでの稼働には
向いてなかったようで、ひっそりと消えていった模様。

ドキドキ!フラワーは、プチプチメダルシリーズのタイトル。
これがシステム10なら、恐らく他のタイトルもシステム10で共通でしょう。
(基板には「SYSTEM10」の刻印は無く、本当にシステム10なのか曖昧だが。)

一応シリーズのラインナップを書いておきます。

第1弾 ねこショット!
第2弾 ぱっくんレストラン
第3弾 わくわくかんらんしゃ
第4弾 おてんきテンちゃん
第5弾 ぶんぶんブーメラン
第6弾 にがおえぴったんこ
第7弾 ハッピーおみくじ
第8弾 ドキドキ!フラワー
第9弾 きせかえスタジオ


Drum Master はPC版やコンシューマ等で存在は確認できますが、アーケード版は
調べても情報を全然発見できず、本当にアーケードで稼働したのか疑問。

最後に、ソースのドキュメントに記載のなかったタイトルで、花鳥風月
いわゆるプリクラ機で、自分はこのあたりに関しては全くといっていいほど無知ですが、
とりあえずシステム10なのは間違いないようです。
(PCBラベルは『KFU1 Ver.A』が確認されている。)

この時期にナムコから出した他のプリクラ機も、システム10を使っている可能性はあると
思いますが、自分ではわかりません。
(ラインナップまでは書きません)

と、長々と書きましたが、久々の大型ブレイクスルーとなるので(と、思ったが
一昨年にfirebeatの更新もあったか。)
この盛上がりは暫く続くでしょう。




で、ここからはシステム10以外の更新内容


スペースマイコンキット

マイコンキットシリーズ第3段。(通称も マイコンキット3 と銘打っている)

これも相当なレアモノではありますが、少し前に マイコンキット2 が対応され、
通称、宇宙戦艦ヤマト(後に 戦艦大和 に改称)の名で知名度は高かったので、
そちらと比べるとインパクトは弱いか。

画面がオレンジ色なのは、純正筐体では天板側のモニタがかかる部分全面にオレンジ色の
セロファンが貼られているためです。
(これで宇宙を表現したつもりだったのだろうか?)


ちなみに、これも本家でチートが公開されています。(しかも2つ!!)
http://www.mamecheat.co.uk/forums/viewtopic.php?f=16&t=13345
http://www.mamecheat.co.uk/forums/viewtopic.php?f=4&t=13353



Top Driving

このタイプはワールドラリー(ガエルコ)を発端に1ジャンルを築いたと言っていい、
ハーフトップビュータイプのドライブゲーム。大体共通しているのはコースに添って
車体の向きが補正され、まっすぐ走りやすくする事で操作性を良くしている。
これも例に漏れず遊べる出来にはなっているが、このジャンルは食傷気味でもある。

ちなみに、中身は全く同じでタイトルだけ違うモノが、Mortal Race というタイトルで
スペインで稼働していたようで、Top DrivingのROM内にもMortal Raceのタイトル画面の
データが入っています。
(と、ソースのドキュメントに詳しく書かれていた)

タイトルデータ呼び出せないかなと、少し調べてみたが、そう単純では無かったようで
うまく行かず、本格的に調べる程でも無いので諦めました。

Mortalrace01.jpg

Mortal Raceのタイトル画面


ちなみに、これも本家でチートが公開されています。(便利!!)
http://www.mamecheat.co.uk/forums/viewtopic.php?f=4&t=13354



FL ビーム ギャラクシアン/FL ガン プロフェッショナル

どちらも動作可能で、どちらもバンダイの電子ゲームで、どちらも海外版。
タイトルはそれぞれ Galaxian、Gunfighter になります。
ギャラクシアンはそのまんまで、ガンファイターはブーツヒルを移植したもの。

ギャラクシアンはエポック社のスーパーギャラクアンと比べると単調ですぐ飽きるし、
ガンファイターもしかり。当時でも人気は無かったような記憶。




わくわくアンパンマン/わんぱくフィッシング

どちらも動作可能で、どちらもセガのキッズライドなので、まとめて紹介。
わくわくアンパンマンはシステムC2、わんぱくフィッシングはシステム16を使用。

わんぱくフィッシングは特に問題なさそうですが、アンパンマンのほうはデモ画面上で
カードエラーが表示される状態
です。但し、プレイ中はエラー表示も無くプレイ可能。

システムC2なら、大体共通しているので、早速エラー回避を入れてみました。
タイトル画面も出るようになってこれで解決。


wwanpanm.png
正式タイトルは「わくわくアンパンマン アンパンマンとパトロール」

チートはこちらから。
wwanpanm.xml




他は、ヤマハのキーボード系が大量に動作可能で対応。

コレに使用しているサウントチップがセガのMultiPCMチップに関係しているようで、
これの対応でセガ系のPCMチップも再現度が上がるとか上がらないとか。




そして、未動作のタイトル。

キッズメダル系も今回幾つか追加されています。どれも動作不可で真っ暗のままですが、
銭形ポン太しっぺチャンピオンゴールデンリージョン に対応 。


それと、ナムコ システム11の ファミリーボウル に対応。これはエラーでプレイ不可。
(実際にボウルを転がすタイプだから、動作したところでプレイ不可だとは思いますが)


5/4 追記:
エラー回避して起動させる事は出来ました。(操作は一切不能)

fambowl1.png

チートはこちら(チートを有効にしてからリセットして下さい)
fambowl.xml


最後にドライバの更新で、ケイブCV1000のブリッタパフォーマンスの改善。
今まで処理落ちのタイミングが実機と違っていたものが、ほぼ正確なタイミングに
なった模様。(違いは未確認。)


と、今回はそんなところでしょうか。
なんと言ってもシステム10のブレイクスルーが大きい更新でした。
この勢いは次回も続く事でしょう。



最後に動画。

フォトバトール


今後貼る機会もないだろうし折角の機会なので、今回はコレにしました。
(ネタ切れの穴埋めと言われても否定できないが)

MAME 0.253


今回は大きな目玉があり、更に各項まんべんなくネタがあるという感じ。


まずは新規動作ネタ。

赤ずきん

今回の目玉でもあり、今年の目玉候補でもあるレアタイトル。

プレイヤーは敵に攻撃される事が無く、主人公の赤ずきんが家に辿り着くまで
敵を撃って守るというシステムで、他にあまり類を見ないタイプ。
強いて挙げるなら、キング&バルーンに近いコンセプトといえる。
(アイデア先行で作ってあまり面白くならなかったパターンか。)

開発はk,G Corp.という会社で、オルカの関連企業の可能性が高そうですが
調べても良くわからなかった……。

ちなみに、赤ずきんが主人公のゲームといえば、実はコレが稼働する数ヶ月前に
ブロックバスター(ミスタージャンのキャラ差し替え版)というのが出ていて、
これを発売した、イースタンコマースという会社はオルカと関わりがある会社で、
意外なところで繋がっている可能性が!?

blkbustr.png
実はAMショー出展され、日本でも出す予定だった模様


おまけで、赤ずきんのインスト
akazukin.jpg
フライヤーは未所持(フライヤー自体が存在するのかも不明)


ついでに、赤ずきんも既にチートが作成されているので貼っておきます。
http://www.mamecheat.co.uk/forums/viewtopic.php?f=4&t=13339



そして、クローンネタ。

Heroes (デスブレイド海外版)

デスブレイドの海賊版かと思いきや、海外版の別タイトルで正規品。

改めて確認すると、実は国内版のデスブレイドにも Heroesのロゴは入っており、
元から3種類に分ける予定だった模様。(今まで全然知らなかった……)




そして、電子ゲームネタ。

FLグランプリチャンピオン (海外版)

今回対応したのは海外版のRace Time。中身は恐らく日本版と同じ。

まあ、思い入れはほぼ無いのですが……
(似たようなゲームも多かったし、当時プレイしたのがコレかも怪しい)




そして、未動作ネタ。

VJ

Windows95ベースの基板で、現状ではPC用VIAチップセットのエミュレート部分が
実装されていないため、起動時にエラーでデフォルト設定に戻され、再セットアップ
を要求されるが、現状ではドライバを入れる方法も無く起動不可な状態。
(まあ、動作可能になったとしてもMAMEでは相当な重さになりそうだが。)

ソースのコメントによると、実機環境(バーチャルPCとかで可?)を使って実際に
Windows95をインストールして設定すればVJは起動可能という事だそうです。
(VJ以外はドングルプロテクトに引っかかって起動不可)




そして、未動作エレメカネタ

炎のインベーダー

メダルゲームですが、要はパチンコの玉をメダルに置き換えたような内容。
(動画探したけど、意外な事にが一つも見つからない……)

MAMEでは、液晶部分はエミュレートされていて、スロットを回す事も可能だが、
その後はエラーが出て続行不能になるという状況。

チートで回避しようと試みましたが、現状はプレイが続けられるようにすると
寸劇が見れず、寸劇を見れるようにするとプレイ続行が不可になる状況。
(現状公開できる段階ではないので公開は保留)


honooinv.png
一応寸劇を最後まで見る事は可能


他には、志村けんのバカ殿様大江戸まつりと、スウィートハートも追加。

バカ殿様大江戸まつりのほうは動画も画像もあり、まだメジャー(?)なほうですが、
スウィートハートのほうは動画どころか画像すらほぼ無いほど無名といえる。

景品落とし系だが、同年にはナムコのスウィートランドが稼働していた事もあって、
見た目どころか名前まで被っているのしで、無名に拍車がかかった感じ。

おまけで、スウィートハートのフライヤー。
SweetHeart.jpg
画質が良くない(かなり加工した)画像だが……



最後に、ドライバの更新。


taito_f3のビデオドライバの更新

ラインエフェクトの実装やラインクリップの修正等。

ラインエフェクトの実装で、ライディングファイトの奥行き、ランドメーカー
キャラセレクト画面、レイフォースの6面開始時の左右の壁等に使われている
フォグエフェクトが表示されるようになった。

それと、ラインクリップの修正で、森口博子のクイズでヒューヒューの問題文の表示、
ランドメーカー、パズルボブル4の勝利画面、コマンドウォーのマップ画面等が修正。

中でもクイズの問題文が表示されるようになったのはゲームに直結する問題だった
だけに、そこが修正されたのは大きい。

と、上記がソースのコメントに挙がっていた情報ですが、他にも今回の更新で
進展したタイトルは多々あると思われます。


ハイパーネオジオ64の更新

前回修正途中でのリリースで不具合が残っていましたが、今回は続きの修正も入り、
グラフィックは問題ないレベルにまで修正された感じ。(音部分は変わらず。)

まあ正直、ハイパーネオジオ64くらいの頃になると、ゲーセン自体に行く頻度も減って、
思い入れもあまり無いのが問題だけど。



そして、動画ネタ。
Youtubeやニコニコ動画ではもうネタが尽きかけて、新しいネタも全然無い。
なので、使い所が無くて、ずっと漬かっていた動画。



アメリカ横断ウルトラクイズ。しかも番組内の動画。
まあ、クイズ繋がりという事で、


と今回はここまで。
次回も今年の目玉クラスの大きなネタが控えているので、期待しましょう。

MAME 0.252


先月は更新が無かったため、今月が今年初のリリースになります。


今回は主にBGFXとI/O関係の仕様変更とオーバーホールが大きな更新。
大きな変更点は各種設定を.cfgに保存する仕様に変更。

保存される状態はBGFのXパラメータだけでなく、音量設定等のスライダの値や
コインカウンタ、デバッガではウインドウの状態や入力コマンドヒストリまで
記憶するようになった。

ただ、チート作成をしていると、コマンドヒストリも結構な量になるし、一回作ったら
再度使うことのないコマンドも多いから、個人的にこの変更は一長一短な感じ。


そして、新規はレアモノが多数。
(マイナーチェンジ的なタイトルが多いけど)


アンドロメダSS


対応自体はかなり以前からしていたもののゲームはプレイ不可な状態でしたが、
問題のあったROMが再ダンプされ、今回から動作可能になりました。

とはいえ、ゲーム内容的にはインベーダーからの発展形の粋は超えていないので
ギャラクシアン以降にコレを売るのは厳しかったであろう。



コンピュータオセロ


当時のヒット作でメジャーなタイトル。
クローンも含め、今まで対応していなかったのが意外ともいえる。

日本初のオセロのビデオゲーム化(世界的に見てもこれ以前に存在したのは
FORTRAN版だけっぽいし)という事もあり、まだ見た目も操作性も良いとは
言えないし、コンピュータも弱いが、歴史的価値は高い。

ちなみに、今回対応したのは前期版で、コンピュータのレベル選択が可能になった
後期版も存在するが、恐らくインベーダーブームの影響で殆ど出回らなかったと
思われるので、後期版は更にレアかも。
(個人的にどれくらい強くなったのか気になるところ)




サターン (スペースファイター3D)


これもかなりのレアタイトル。サターン3Dと略される事が多い。

しかし、実際のゲーム画面ではタイトル画面等にサターンの表記は一切なく、
スペースファイターのタイトルのままで、マイナーチェンジ止まり。

そして、何が3Dなのかというと、敵の攻撃パターンを3種類のから選択できる
というだけで、立体的な表現とかそういうものではない。

もしやサターンって、3つのパターンがあるから3ターン→サターンって可能性が……
データイーストならやりかねない。



スペーシアン パート2


(TT)ギャラクシアンの改造品で、キャラをインベーダーに差し替えただけ。
メーカーロゴもタイトー表記のままだが、明らかにライセンス違反をしているから
ナムコは許諾しないだろうし、敵の動きも海賊版がベースで、まず正規品ではない。

ちなみにパート2ではないスペーシアンも存在している。(MAME未対応)
そちらはインベーダー基板を改造してギャラクシアンを再現したもので、今回対応した
パート2とは大きく異なり、プログラム自体も作り直している。
(発売したメーカーは「タートル」で、当時は堂々と広告を出していた。)

そして、恐らくそのスペーシアンから改造したと思われるタイトルも存在していて、
ギャラクティカスペースミサイルがある。(どちらもMAMEで対応済)
ギャラクティカはタイトーブラジル製のようで、前述パート2は正規品ではないと
書いたが、もしかしたらタイトーブラジルならやりかねない気もする。

ちなみに、スペースミサイルはそのギャラクティカの海賊版という4世代状態。

以前にも貼りましたが、スペーシアンの動画を貼っておきます。

ここまで再現したのは凄いが、無理しすぎてかなり処理落ちしてる。



VS.スーパーキャプテンフラッグ


キャプテンフラッグを対戦可能にしたタイプ。

キャプテンフラッグはかなり出回っていたが、スーパーのほうはあまり見かけなかった
というのが個人的な印象なので、これも結構レアなのか?



Yoyo Spell


リトルロビン(日本未発売)のプロトタイプ。

この手の固定画面アクションにしてはシステムに特徴がなく、ただ敵を武器で倒すだけ。
さすがにこのままではまずいと思ったのか、完成版(と思われる)のリトルロビンでは
アクションを大幅に変更。
(が、その実は単にスノーブラザーズを丸パクリしただけという)

かなりのレアモノなのだろうけど、リトルロビンのほうもどれだけ出回ったのか
(というか発売されたのか)全く知らないので、あまり深くは追求しません。



セガソニック コスモファイター(海外版)


MAME公式のドキュメントによると、シドニーのセガワールドで稼働していたもので
かなりのレアモノらしい。日本版はわりと出回っていただけに、これは意外。

その日本版は既にMAMEで対応済なので、今更ここで語る必要は無いでしょう。



といったところ。あとはドライバで気になった更新が一つ。

ハイパーネオジオ64の更新。

しかし、作業途中でMAMEリリースのタイミングが来たので、進展はしているものの
まだゲームに影響するレベルで問題は残っている状態。(プライオリティとか)
あと、音関係がおかしい状態なのは手つかずな状態。

次バージョンでどこまで手が入るのかに期待。



チートを幾つか作ろうかとも思いましたが、本家のWIP掲示板で大体は
作られていて、こちらが作るまでもない事が多く有り難い。

アンドロメダSS
http://www.mamecheat.co.uk/forums/viewtopic.php?f=16&t=13305

コンピュータオセロ
http://www.mamecheat.co.uk/forums/viewtopic.php?f=16&t=13319

サターン3D
http://www.mamecheat.co.uk/forums/viewtopic.php?f=16&t=13320

スペーシアン パート2
http://www.mamecheat.co.uk/forums/viewtopic.php?f=16&t=13323


一応こちらからも一つだけ。
コンピュータオセロは時間制限をなくすチートが無かったので作成。
チートでタイマー基板にアクセスする方法がわからず、止める事が出来ないので
タイムオーバーになってもゲームオーバーにならないチートにしました。

cothello.xml



そして、今回の動画は、少し前に少し話題になった動画。



目玉はヘビーウェイトチャンプ(1977)。
あともう一つのはなんだろう。セガの動画だしボンバー(1977)だとは思うけど、
あの3色で色分けされた筐体とは違うし。別バージョンなのか?

MAME総括2022


毎年恒例(?)の総括という名の自己満足格付けランキング。
2022年もレアモノが多く発掘されました。
(逆に言えばレアでないものはもう対応し尽くされたとも言えます)

アーケードに限らず、コンシューマもレアタイトルが多く対応しましたが
今回はアーケードだけに絞っています。

毎度の事ですが、あくまで自分個人が勝手にランク付けしたものなので
異論や不満もあると思いますが、大目に見て下さい。


今回は新規対応に含めるのにちょっと抵抗があるタイトルが幾つかあり、
それらを加えたいがために3部門に分け、今回は全て下位から発表。

ドライバ更新ベスト5
かなり個人的な偏りがあるランキング。例年より地味目な内容かも。


クローン対応ベスト5
こちらは頭数も少ないので、偏りは少ないような(少なくないような)


新規対応ベスト10
これがメイン。最初はこれだけにする予定でしたが大幅に変更。






まず最初は、ドライバ更新ベスト5。

とはいえ、単に今回の1位のために無理矢理5つ揃えた感もあります。


ニチブツ系オーディオのアナログフィルタリング

この更新で主に効果音が劇的に変わりました。
ただ、この影響でYM2203音源版のテラクレスがまともに鳴らなくなってしまい、
現時点でもまだ直っていないのが惜しい。
これさえ直っていればもっと上位にしていたところでしたが。


フィールドコンバットの色修正

これは対応時から色がおかしい状態のまま長い年月を経て、ついに修正。
ただ、元々変な配色のゲームなので、直っても変に見えてしまうのが難点。
あと、正直そんな面白いゲームでも無いので思い入れも弱い。


ポリネットウォリアーズが動作可能に昇格

これはドライバが少しずつ更新され、その進捗が観られたのも興味深い。
ただ、ゲーム自体にはあまり興味がないという。


ファイナライザーの音修正

これもかなり長いこと音がおかしい状態だったのがついに修正。
音が不安定な感じになる事がありますが、実機も大体同じようになります。
これはかなり好きなタイトルだったので、完全に個人的好みでこのランク。


タイムトラベラー (海外版)が動作可能に昇格
最初は新規対応ランキング内に入れていたものですが、対応自体は
前からで、この年に動作可能に昇格したパターンなので分離。
このゲーム何故か好きで結構やっていました。
動作可能になったとの報に胸躍ったが、海外版だったのが惜しい。
(日本版に差し替えたらそのまま動くのだろうか?)


他に候補に挙げていたのは

・アイレム系のMCUのデキャップ
・オズマウォーズのsamples更新
・スーパーストⅡトーナメントバトルの通信対戦ボードに対応
・スーパーピンボールアクション (プロトタイプ) の2画面目に対応
・ナムコシステムスーパー22の更新
・バブルトラブルのジオラマ操作に対応
・レッドクラッシュ、ゼロアワー の修正とsamples対応。

といったところ。






次に、新規クローンランキングベスト5

何気にレアモノが多く、ベスト10にする事も可能でしたが、マスターとの
違いが良く分からないものも多く、順位付けするのに無理があったので、
なんとか5つに絞りました。

選外になったのは
・ウォーリーをさがせ! (3人プレイ日本版)
・地獄めぐり (プロトタイプ旧版)
・闘いの挽歌 (ロケテスト版)
・ナックルバッシュ (ロケテスト版)
・ボーダーライン (トランキライザーガン基板改造版)


ボスコニアン (バージョン 5)

ランキング入りさせるにはちょっと弱いが、システムが新バージョン準拠で、
基地の配置が旧バージョン準拠というキメラ感があって良い。
個人的にボスコニアンが好きなので優遇し、選外から抜け出せました。


ファイナルファイト アニバーサリーエディション

HBMAMEのみの対応で、改造品だし反則気味ではあるけどランクイン。
ファイナルファイトの面白さは言うまでもないし、更にCPS2へグレードアップ、
処理落ち改善、3人同時プレイの実現など、完全な上位互換といえる改造。
が、反則気味という事でベスト3圏内に入れるのは避けました。


究極タイガー (2P同時プレイ日本版)

これはレアモノというか変わり種。海外で出ていた2P同時プレイ版を逆輸入の
ようなかたちで、最初に稼働してからかなりの年月を経て稼働したものらしい。
(なので絶対数が少く、レア化したのか?)
チートでツインコブラを究極タイガーにタイトル変更して再現する事も可能だし、
それと比べても違いがあまり良くわからないので、この順位。


パンチングキッド

稼働したにも関わらず、これもかなりのレアモノと化したタイトル。
対応済みのオリブーチューとの違いもいろいろ有って面白い。
ただゲーム内容的には面白いとは……。


ネビュラスレイ (プロトタイプ)
製品版と大きく異なり、ここまではっきり違いが出ているプロトタイプは久々か。
面数は減っているものの、エンディグがプロトタイプ専用メッセージなのは良い。
これも最初は新規対応ランキング内に入れていたものですが、クローンだけでも
なんとかランキングに出来るだけの頭数が揃ったので分離しました。
(正直、これを入れたいがためにこのランキングを作ったと言っても過言ではない。)






前座はここまでにして、本命の新規対応タイトルランキングベスト10。

と、その前に候補に挙がって選外になったタイトルを紹介。

インター・ステラ ザンガス

これが動作可能状態であれば上位ランクインも望めたが、現状完全に未動作な上、
LDデータ自体も発掘されていない状態で、映像観ることも不可能。


時計じかけのアクワリオ

トップ争いに参戦できる程のレアタイトルだが、ソースから復活させたバージョンで
ある意味アーケードでは無いとも言えるし、
音が一切無い状態なのも致命的。
あと、対応したのがHBMAMEのみというのもマイナスポイント。


BMX Stunts

これもプロトタイプでかなり珍品らしいが、日本では全くの無名のタイトルなのと、
色がおかしい状態で、更に動作が不完全なのか無理ゲーに近い難易度なのも問題。


マイコンキット パートⅡ

レア度も高いし、「センカンヤマト」としての知名度もあって、エミュレーションも
問題ないが、その戦艦風キャラが横切る以外はただのブロック崩しなので一歩及ばず。


マッスルマスター

これも相当珍品であるものの、注目度は皆無に等しく、ゲームも面白くないときて、
全体のセンスも悪い。と、褒めるところが無い。



それでは、10位から6位までを発表。


アーバンチャンピオン (アケアカ版?)
HBMAMEのみの対応なので、ほぼ選外に近いギリギリのラインでランクイン。
レア度、話題性、ゲーム性どれも高いですが、ファミコン版からの追加要素は
ほぼ無く、BGMが変わったのと残機制になったくらいで面白みに欠ける。


ネブラー (イギリス版?)
今年最後の対応で滑り込みランクイン。稼働はしたがレア度は高い。
ただ、内容はマッドエイリアン、ハイウェイチェイスからの焼き直しレベルで
クローンに近い扱いでは、この辺りが妥当か。


ジャンボウⅡ (雀棒 其の2)
かなりの珍品であるものの、基本ジャンボウを対戦形式にしただけて、これも
クローンに近い扱い。ゲーム的にも更にテンポが悪くなって劣化したと言える。

ランキング的にはネブラーとほぼ同列だが、全体の完成度はこちらのほうが上だし、
ランクも一つ上にしました。


スペースバトル

ギャラクシアン系の亜流で、いろいろアイデアを絞って差別化を図ろうという
努力は見えるも、面白さには繋がらず、バランス調整に失敗しているイメージ。

稼働した中でもかなりのレアタイトルだし、音関係のエミュレーションがいい
感じに再現されていて嫌いではない。ランキングもこの位置で順当だと思う。


め組レスキュー

没なのか稼働実績があったのかイマイチ不明なくらいレアタイトル。

アルカノイドで起きたリバイバルブームに乗って本作も作られたと思われるが、
バリエーションに乏しく、これではすぐに飽きが来るゲーム内容に感じる。
しかし、全体の完成度としては整ってるし、BGMに妙な懐かしさがあって良い。



そして、5位から1位まで。ここからはおまけネタも付けておきます。



ビヨンドカンフー (スパルタンX2)

プロテクトにより背景が一切表示されない状態なのが唯一にして最大の問題。
これが背景も完全な状態だったら、間違いなく1位に挙げていたところ。

レア度、話題性、完成度、どれを取ってもトップクラスといえる内容だが、
エミュレーションだけ致命的なのが本当に惜しい。


おまけ:
かなり前にビヨンドカンフーの動画をブログに貼りましたが、それとはまた
別の動画で、ツイッターに実機のプレイ動画があります。
ツイッターなので貼るのを躊躇っていましたが、気づけばMAMEで対応され、
貼る機会を逃してしまい、今後貼る機会も無さそうなのでここでご紹介。




追記:
Youtubeでも公開している事をご本人様からご連絡頂ききましたので動画を追加。

こちらはスタートからエンディングまで通してプレイしていて必見です。



ザ・タワー (ユーロ版)

これが対応した歴史的価値は高い。ユーロ版ですが日本版との違いは無いに等しい。
正式に稼働したタイトルの中でもかなりレアなのに知名度が高いというのは珍しい。

しかし、センスは凄いが、内容的にはクレイジークライマーの劣化移植でしかないので
ベスト3圏内に入れるのはちょっと……という事でこの順位。


おまけ:
実機動画が最近アップされたので貼っておきます。



実機の音はエミュレートとはまた違った良さがありますね。



フェイルゲート (ファイナルゲート)

今回のランキングでは一番知名度が低いと思われる程のレアタイトル。
元のファイナルゲートも知名度は相当低いが、フェイルゲートは更に低い。
(正直、フェイルゲートのほうは今回発掘されるまで存在を知らなかった。)

ただ、ゲーム内容はパズル的要素がわかりにくい上に面構成にも活かせてないし、
ところどころ不親切に感じる部分があり、没もやむなしな完成度。

それでも、エンディングまで完成しているし、オリジナリティもあると言えるし、
個人的に今回のランキングで一番レアだと思うので、なんとか3位を獲得。


おまけ:
ファイナルゲートのタイトル画面
FinalGate.png

密かに捏造画像は作っていましたが、貼る機会が無かったので今ここで。
フェイルゲートと同じようで結構違っていて不正確な部分は多々あるかと。

ちなみに実機の参照画像はこちら。
https://shoutime.tumblr.com/post/146300770163/
更に動画もあります。
https://shoutime.tumblr.com/post/146555923355/



Dice - The Dice Game! (ダイスダイスダイス)

対応時の注目度は低めだったが、ゲーム的にはかなり優れた内容とバランスで、
これが未稼働に終わったのは非常に勿体ない。

それと、海賊版なのが惜しい。未稼働なのに海賊版が存在している事自体驚きですが。
(破棄になった基板を回収したのか、あるいは格安で引き取ったのか。)

これが正規版の「ダイスダイスダイス」であったなら……いや、順位は変わらないか。


おまけ:
本来のタイトル画面(以前ブログで貼った画像と同じものです。)
DiceDiceDice_Title.png

こちらも実機参照画像あり。
https://shoutime.tumblr.com/post/146041042383/



マーブルマッドネスⅡ

レア度はもちろん、ゲームの完成度も高いし、エミュレーションも完全な状態と、
どれを取っても高水準で、見事1位を獲得。

ダンプや動作自体は以前から確認されていたという事があるのと、
日本では前作も稼働数が少なかった事もあり話題性は少し弱いが、
待望されていたタイトルであろう。


おまけ:
動画は既に過去のブログでいろいろ貼っていて、新ネタを探していたら
TAS動画があったので貼っておきます。


更に、カンストプレイ動画まであったので動画を追加。




という事で、終わってみれば、かなり濃いラインナップだったと実感。
未対応なモノは入手困難なモノばかりで、年々難易度が増すばかりな
状況ですが、今年も凄いモノが出てくる事を期待したいと思います。

MAME 0.251


今年最後のMAMEです。なんとか2022年内に更新されました。
が、ブログは例の如く年越し後と……。
しかもサイトの年始の更新も忘れてた……。
(ツイッターで画像は公開しましたが)



まず始めに今回は1タイトルのみですがアーケードの新規対応。


ネブラー

これも、超レアタイトル。しかし、バイオスもドングルも吸出しではなくハックで作られ、
テープデータにも修正が入っているようで、動作は問題ないものの、モノ的にはハック版
のような状態。

しかも、新規タイトルとはいえ ハイウェイチェイス のグラフィックを変更した
だけのマイナーチェンジでしかなく、見た目のクオリティは上がっているものの
内容的には変わりないというか、トンネル要素が無くなって、むしろ退化した
ともいえる。

余談ですが、このゲームは同じ内容で、名前を何度も変更した経歴があり、一連の
タイトルは元が ギャラクシアン のパクリなのは言うに及ばずですが、変遷も興味深い。

最初に稼働した時点でのタイトルは マッドライダー
(このままだとギャラクシアン系と
思われない事を懸念してか)
ひと月後には マッドエイリアン に名を変えキャラを変え、
完全にマッドライダーの存在は無かった事になっていました。

そして前述したネブラーの前身である ハイウェイチェイス 。こちらはマッドエイリアン
のデコカセ移植版
(追記:但し、8方向移動が可能になったという変更点があり)となる
タイトルですが、当初はタイトル変更もなくマッドエイリアンのまま稼働する予定だった
ものを、こちらもリリース直前にタイトル変更をした経緯があり、ハイウェイチェイスが
HIGHWAY CHASE ではなく HWY CHASE なのも、MAD ALIAN から文字数を
変更する手間すら惜しんだ結果ではないかと見て取れる。
そして デコカセ版マッドエイリアン の存在も無かった事にしたという。

……余談の長くなり過ぎたのでこのへんで話を本筋に戻します。

次に、動作可能に昇格したタイトル。こちらも1タイトルのみ。


マジカルパンプキン

前回未動作で対応したタイトルですが、今回からハンドル操作に対応し、
動作可能に昇格。タイトル名も修正されています。



で、次にアーケード系のクローン。


デコカセROMマルチゲーム

これは、デコカセのタイトルを一纏めにした基板で、別バージョンが幾つか追加。
その中でも最新版(v16)には早速今回対応したネブラーも入っているという。



Final Fight 30th Anniversary Edition

少し前にHBMAMEに対応したCPS2版のやつなのかと思いきや、3年前に
30周年記念として出したCPS1の改造バージョン。
何故今になって本家で対応したのだろうか? もしかしてまだ3年縛りとか残っている?
(でもその理由だと前述のデコカセはつい最近のものだし、辻褄が合わないが……)



地獄めぐり (プロトタイプの旧版)

プロトタイプというだけで珍しいのに更に別バージョンが出てくるとは。
とはいえ、ちょっとやった限りでは違いが良くわからなかった。
(もしかしたら、隠してあるマップエディターとかが動作するのかも知れないが未確認。)



ティードオフ (海外版)

今回対応した事とは関係ない話ですが、元は脱衣要素があったものの製品版では
カットされた(今回対応した海外版も同様)ものの、グラフィックデータ等は内部に
残っている状態だったのですが、最近になって解析した方が現れました。

https://sudden-desu.net/entry/tee-d-off-a-saucy-secret...
詳細は省きますが、元来は好スコアを出すと脱ぐ仕様だったようです。

更に隠しスタッフロールまで入っていたというのは、この記事みて初めて知りました。
(こちらは改造しなくても出す方法がある仕様)


と、アーケード関係のネタはこれくらいで、後はアーケード以外のネタ。


海外のLCDゲームで Skate or DieNASCAR Racing が対応。
どちらも特に興味は無かったのですが、Skate or Die をちょっと確認してみたら、
なぜかBGMがロードファイター のBGMになっているという。

どちらもライセンスを取得してコナミが発売していたものなので、使われていても
不思議ではないものの、それなら NASCAR に使ったほうが……とも思ったが、
NASCARのほうも何か聴いたこと事があるような無いようなBGMが流れてる。


そしてソフトウェアリスト


まず、X68000に今回からmfm形式のディスクイメージが追加。

詳細は省きますが、乱暴な説明だと、dimやxdfは倍密度(圧縮)のデータで、
プロテクトが掛かってるソフトはプロテクトを外した状態に改造されたものが殆ど。
mfmは無圧縮のデータで、マスターディスクと同じ状態のデータとして出力
されているので、無改造でプロテクトチェックも通るデータとなる。

MAMEの理念から考えると、プロテクトの掛かっているソフトは、今後もmfmに
置き換えられていくものと思われます。
とはいえ、今回対応したのは12本だけだし、長い道のりになりそう。

時間が経つほどディスクが劣化して残存数も減っていって、厳しくなる一方だし。
(自分が所持しているディスクも読めなくなる前になんとかしたい。)



あと目に止まったのは、MSXでBEE CARDに対応。
今回は3タイトル追加されました。
(が、全部揃っても7タイトルしか出ていないという微妙さではある。)

ハドソンもこの頃はもう、PCエンジンの開発に取り掛っていた頃だろうし、
カードシステムはPCエンジンへ引継ぎ、MSXのBEE CARDは早々に
見切りをつけた感じか。

ついでに、個人的などうでもいい話だが、BEE CARDといえば、今回対応した
タイトルにも含まれている ジェットセットウィリー は、当時の広告(カード)の絵
のインパクトが強く今でも記憶に残ってるが、実際のゲームはプレイした事が無い。



最後にドライバ関係のネタを……と思ったが、特に気になる更新は無さそう?

なんだか、余談だらけで無駄に長くなってしましました。



そして動画。

タイミング的に1ヶ月程ズレたネタですが。
https://www.gamingalexandria.com/wp/2022/12/micha...

AS-1のソフトであるマイケルジャクソンスクランブルトレーニング(フランス語版)
のマスターテープがイギリスで発掘され、入手した方が早速動画化し公開。

コレは2022年最後(もう2023年だけど)を飾るにふさわしい動画。

Michael Jackson in Scramble Training - Sega AS-1 - 1993


動画は最初に解説が入っていて、その後に本編が始まります。
検索すると転載されまくって同じ動画が沢山出てきますが、
今回貼ったものが当人の投稿した動画になります。


ちなみに、マスターそのまま(?)のデータはアーカイブで公開されています。
https://archive.org/details/michael-jackson-in-scramble-trainin...
しかし、13.2ギガか……。とりあえずmp4は保存しました。

MAME 0.250


今回新規タイトルは淋しいというか、動作可で対応したアーケードは無し。
しかし、クローンでレアタイトルが複数、未動作も変わり種があり充実。か?

今回はクローン系から。


パンチングキッド

まずはかなりのレアタイトル。
海外版の Oli-Boo-Chu は対応済みでしたが、日本版もついに対応。

当時、メーカーはかなりの自信作として発表し、大量生産するつもりだったようですが、
発表時からユーザーの受けは悪く、全く売れなかったようです。

パッと見で画面がごちゃごちゃしてルールがわかりにくそうに見え、その時点で敬遠され
がちだし、色々改善を試みても時期が遅れれば遅れるほど古臭さが増すという悪循環。

せめてタイトルに沿って、ボタンでパンチする要素くらいは入れるべきだったと思う。



闘いの挽歌(ロケテストバージョン)

これもかなりレアなんだろうけど、正直発売版との違いは良くわからない。
難易度のバランス調整が発売版とは多少違う事が確認できる程度。



チャンピオンシップボウリング(ロケテストバージョン)

これもロケテスト版だけにかなりレアなんだろうけど、このタイトル自体日本未発売だし、
元の時点で殆ど知らなず、違いも未確認。



ブロクシード(初期版)

これも後期版との違いは、ちょっと確認した程度では良くわからず。
このバージョン自体、どの程度出回って、どれくらいレアなのかも良くわからず。
(個人的にはシステムC2版のほうがレアに感じる。)



でろーんでろでろ(初期版、セット2)

別セットの初期版が既に対応していますが、前回対応時に触れなかったので補足。

これって初期版では無いほう(deroon2)が海外版(Tecmo Stackers)で、初期版と
銘打ってるほう(deroon, deroona)が国内版なような。

それとも、deroon2が日本版に切替可能なのだろうか?
ディップスイッチも無いし、オプション画面でも設定は見当たらないのですが。



ビンビンビンゴ (ターミナル版)

メインユニットが既に(未動作で)対応済みですが、今回はターミナルが対応

以前、対応した時、チートで起動させるのは難しい的な事を書いていましたが、
単純なミスというか、NA1基板の仕様を忘れていました。
で、チートは普通に作成可能で動作確認もできました。


bbbingo.png


しかし、メインユニットもターミナルも同じ画面が起動。
今回対応したのってターミナルではなく、どちらもメインユニットなのでは……?
(切替可能な仕様の可能性もあるが、ZELOSと同系だろうから考えにくいし)


チートはこちら(今回のチートはこれだけ)
bbbingo.xml
bbbingot.xml


今回対応したクローンは他にもいくつかありますが、気になったのはそれくらいで、
あと、コナミのホーネット系(グラⅣ等)のクローンが大量に追加された事くらい。


次に、未動作の新規対応ネタを一つ


マジカルパンプキン

CP-SYSTEM1基板を使ったキッズライド筐体で、未動作でも起動自体は問題ない。
現状、ハンドル操作に未対応なため動作不可扱いなものの、キッズライドなだけに
ハンドル操作をしなくてもボタン操作だけで最後までプレイ可能。

ちなみに、MAMEではタイトルが Hello Kitty Magical Pumpkin となっていますが、
実際のタイトル画面に「ハローキティ」の名は冠しておらず、正式なタイトル表記だと
マジカルパンプキン ピューロランドでだいぼうけん が正しい表記かと。


hkittymp.jpg

画質悪いけど、フライヤー

と新規はこんなところ。
他は UFOキャッチャー7 とか音が出れば良かったが、現状何もできなさそうだし、
後はタイガー系のLCDゲームが多く追加も、詳しくないので触れる意味が無いし。


そして、ドライバの更新。
今回はどちらかと言えば、こちらがメインか。


まずは、ニチブツ系のオーディオのアナログフィルタリングのエミュレーション。
今までとは比較にならない程、かなり音が変わっています。

が、YM2203音源版のテラクレスタのBGMがおかしな事になっていました。

明らかに音が出ていないパートがあって、曲の頭にそのパートは一瞬だけ音が鳴って、
それ以降鳴らなくなっている感じ。
バグなのか未完成なのかは不明ですが、現状では音抜けがひどい状態となっています。

個人的にここが一番期待していただけに惜しい。いつか直る事に期待。



次に、ナムコシステムスーパー22の更新。

まずは、これにより「アルペンサーファー」が動作可能に昇格。

前回まで、地面が表示されず(というか座標が狂ってた?)まともにプレイする事が
出来ない状態だったものが改善され、ほぼ完璧な状態に直っている。

他にも、サイバーサイクルズでスピードメーターの針が表示されなかった問題や、
リッジレーサーで日没の処理がおかしかった問題等も修正されたようです。
(まあ、問題が起こっていた事も知らなかったが)

PC新調してから試していなかったのですが、ポリゴン系でもシステムスーパー22は
試したらかなり快適に動作する状態までエミュレーションが進んでいたので驚いた。


あとは、アイレム系のMCUのデキャップ。
以前、エアデュエルのMCUがデキャップされ、そこから派生していったのか、
M72以降のタイトルの多くにPLDが追加されました。

元々エミュレーションはかなり正確のように感じていたので、今回のPLD追加により
どれだけ違いが出ているのかはわかっていませんが……。


と、今回の更新で気になったのはこんなところ(見落としはありそう)
次回は今年ラストの更新となるでしょう。最後にビッグタイトルが来るか!?
(といいつつ、実は次回出るのが既に判明しているレアタイトルもあるが)


で、今回の動画。
またネタ切れ状態で、Youtubeではなく個人サイトにアップされている動画なら
超絶レアタイトルの動画を確認していて、これは年末の更新時に紹介かなぁと
考えていたのですが、いや、やはりこれは先に広めるべきと方針転換。

なので、今回は動画の直張りではなく、サイトのリンクになります。

デジタル降魔録 私的なパソコン史
http://digikohma.com/kohma/kohma12.html
ペニーオリジナルの名でアーケードをリリースしていたぺにさんのサイト。

だいぶ前から、ピィコボールスナイパー のMAME上で動いている動画は
アップされていたのですが、今回はペニーオリジナルで一番有名と云われる
妖怪転生Ⅱの動画が最近アップされたので、これは見る価値あり。

動画を観た限り、キャラクターのアニメーションがかなり細かくて良い感じ。
タイトルにⅡを冠していたのは2人同時プレイができるからなのかな?
(Ⅱを冠していない同タイトルも出していたようなので)

これらがいつかMAMEに正式対応される事に期待。
現状、基板そのものではないから本家では対象外になってしまうのかなぁ。
(HB MAMEなら現状でも対応可能だろうけど)

ちなみに、当ねこ自慢サイトのブログで以前、ペニーオリジナルの話で盛り上がった
時の記事についても言及されていて、有り難い限り。

MAME 0.249


前回の更新はアーケード系が大人しめでしたが、今回は中々のレアモノ揃い。


まずは新規対応で一つ。


マッスルマスター

3年程前にヤフオクで見かけて、聞いたこともないタイトルで、調べても情報がなく、
販売はされたようですが、稼働したのかは良くわからず。(レアなのは確かだろうけど)

グラフィックや音楽のセンスがどう見ても中華製なので、向こうでは発売されたのかも
知れれないが、よっぽど売れなかったのであろう。

実機では筐体にポンプが付けられていて、実際に空気を送って操作するようですが、
MAMEではポンプセンサー1と2を交互に連打するだけで先に進めてしまう。
(まあ、筐体でないとプレイする価値はあまり無い。)



次に、未動作で一つ。


アームチャンプス

アームチャンプスⅡが既に対応していて、今までこの初代のほうがまだ未対応だった
事にすら全然気づいてなかった。

現状動作不可ですが、起動時のエラーはエラーが起きる前から左右交互に連続で入力
していれば起動します。
一応チートで回避も可能 (maincpu.mw@025C=0318)

で、プレイは一応可能なものの、勝っても先に進めない(負け扱いになる?)状態。
まあこれも筐体でやらなければ意味のないゲームではある。

しかし、初代は背景は真っ暗だし、顔のデッサンもアレだし、BGMもいっきが始まるのか
と思うような曲だし、今見るとしょぼいというか、Ⅱでかなり進化したんだなぁと思う。


ちなみに、中国ではⅡの仕様丸パクリで、タイトルまで同じなモノが存在する。

Arm Champs Ticket Redemption Arcade Machine



実はアームレスリングゲーム機の歴史はかなり長く、それこそ100年以上前から存在する。
(恐らく最古と思われるものは、1910年前後頃に稼働した APOLLO MUSCLE TEST

で、ここからアームレスリングゲーム機の変遷のような事を長々と書いていましたが、
話がどんどんズレていって収集つかなくなってきたので、ブログはほぼ全てカット。



で、話を戻して、新規クローン。

まずは、究極タイガー 日本版の2P同時プレイバージョンがついに対応。
このバージョンは結構後期に出たようで、当時でも殆ど見かけなかった印象。
(見過ごしてた可能性も考えられるが。)

今さら説明するまでもないですが、元々は海外版のみ2P同時仕様だったもの。
ロングヒットを受けてなのか、海外版の仕様を逆輸入したようです。

これで、前回作ったチートは不要に……


それと、ボスコニアン の別バージョン
システムは新バージョン準拠だが、基地の配置が旧バージョンと同じという。
こんなバージョンがあったのか。


更に、ペンギンくんウォーズ の別バージョンも気になったが、違いは良くわからず。


他には、ソフトウェアリストのほうで、プロトタイプ系の追加が。

今回はスーパーファミコン、ゲームボーイカラー、リンクスで多数の追加あり。
ここ最近プロトタイプの対応がかなり多いけど、何処から出てくるのやら。
(まあ、家にもプロトタイプかも知れないROMが少し転がってるけど……。)



そして、ドライバの修正。

フィールドコンバット の色修正。これも長い時を経てついに手が入った。
見た目はちょっと変な色ですが、これは実機の配色自体が変というか……。
実際に実機と比べて見ても大体同じに見えます。


プランプポップ に今まであった第2ボタン(オート操作)を第2ボタンから外し、
チートボタンに置き換え、デフォルトではキーマッピングされないように変更。
つまり、入力設定でキー配置をしないと使えないようにしたという事。


あと、今回はコナミ系のドライバに結構手が入ったようで、多くのドライバの統合や、
ハックに頼っていた機能をエミュレーションに切替したなど、大きく手が入ったので
新たな問題が出る事もありそう。


他に気になっていたサウンド関係の更新がありましたが、whatsnewに記載も無く、
どうやら今回のバージョンに間に合わなかった模様。



最後に HBMAMEが 0.245.8 に更新され、アーバンチャンピオン に対応。
MAMEで対応予定だったものはまだ来ていない状況で、HBMAMEが先行という形に。

大きな違いは、ファミコン版では敵をマンホールに落とす毎に負け数がリセットされ
ますが、VS版は残数制で3回負けたらゲームオーバー(エクステンド有)の仕様。
しかし、仕様の違いはその程度で、あまり内容に差が無く、手抜き感が強い。
(これじゃあまり出回らずレアタイトルになるのも納得。)

あとはメインBGMを全く新しい曲に変更と、ネームエントリーの追加くらい。
しかし、ファミコンではメインBGM2種類だったのにVS版は1種類と何故か減った。
ファミコン版のも使って3種類で使い分ければいいと思うのだが、容量の都合?


余談ですが、任天堂VS.システムの日本版のタイトルには、VS.を冠するタイトルと
VS.が付かないタイトルがあります。これは2画面必要なタイトルは頭にVS.が付き、
1画面で対応できるタイトルにはVS.が付かないように棲み分けられています。
(但し、海外版に関しては画面数関係なくほぼ全てにVS.が付くようです。)

ファミコン版と混同しないように、あえてVSを付ける事もありますが、単純に間違え
てVSを付けているサイトもかなり多く見受けられます。(wikipediaとか)



という事で、今回はここまで。で、動画。


2ヶ月程前に、NEORAGE時代に吸い出されたネオジオのレアタイトルの動画が
大量に公開されました。今までそれを転載した動画は幾つか見かけていましたが
無断転載だったのでブログで貼るのは躊躇していました。が、つい最近になって
動画公開した本人がYoutubeにアップしてくれたようなので、今回はそれを。

とはいえ、かなりの数アップされているため、全部貼るのも考えものなので、
過去に貼ったことのないタイトルで、プロトタイプではなく完全な没ゲーの
範囲で絞ると、1タイトルだけチョイス出来たので今回はそれを貼ります。
追記:海外版の動画を追加しました。

まほうじゅく


BRICK BLOCK


ルール的に「対戦とっかえだま」に近い。とっかえだま自体、あまりヒットしたとは
言い難いタイトルだが、それを模したものでは売るのも厳しいだろう。

MAME 0.248


毎度遅ればせながら、MAMEを更新しました。
しかし、今回の目玉と言えるのは……正直微妙。


今回、レアモノのとしては、コンクエスト という シニスター のプロトタイプに
対応した事が挙げられるが、コンクエスト自体は2年程前にウェブ上でそのまま
プレイ出来る状態で公開されていて、(www.codemystics.com/conquest
HBMAMEでもVer.0.230で取り込まれていたものだし……。

なぜ、今になってMAMEに対応されたのかは良く分かりません。
(正規のROMである証明が出来たとかなのか?)


HBMAMEといえば、以前からブログに書こうと思ったまま触れていませんでしたが、
Ver.0.245以降、バージョン表記を公式MAMEと連動せず0.245の末尾に数字を加える
表記になっていて、現在は Ver.0.245.6 になっています。

そしてその HBMAME 0.245.6 では、時計じかけのアクワリオ に対応。
サウンドROM未対応のため、音は一切無い状態。他にも不具合がちらほらある模様。

去年発売されたコンシューマ版でもエミュレートで音を出しているワケでは無いようで、
今後も音が対応される可能性はかなり低いでしょう。
(samplesで対応の可能性なら無くもないが)

アクワリオがコンシューマに移植された経緯は聞いていて
(一応オフレコな話なので詳細
は書けませんが)
聞く限り、今後もコレを元に公式MAMEで対応される事は無いでしょう。


ついでにHBMAMEといえば、前バージョン(0.246.5)の話になりますが、
Final Fight Anniversary Edition に対応。
https://github.com/GameHackFan/ffaee

これは単なるファイナルファイトの改造ではなく、ハードをCPS2に移植した
上で、更にカスタマイズが施されたタイトル。

CPS2になる事での恩恵としては、まずスプライトの上限が大幅に増えるので画面内に
出現できるキャラ数も大幅に増やせるという事。それにより、3人同時プレイも実現、
同キャラ選択も可能。恐らく処理落ちも減っているでしょう。
そしてQサウンドに対応した事も大きな違い。

ただ、元々配置された敵キャラの総数は殆ど変わっていないようなので、体感的に元の
CPS1との違いはあまり感じられない。配置数を増やすところまで手を入れてもいいとは
思うのだが、今後の動向に注目。

あと、今気づいたけど、HBMAME上でのタイトル名が、
「Final Fight ~」ではなく、「Fight Fight ~」になってるのだが………


で、話は公式に戻して他に気になった更新は、UIの入力欄にクリップボードの
貼付が可能になったようですが、検索は直接入力したほうがコピペするよりも
手っ取り早いし、これがファイルマネージャーに対応しているのなら有用だけど、
ファイルマネージャーは入力欄自体が無いから今回の更新には関係ないし……

MAMEでPCやコンシューマ系をプレイする場合、ファイルマネージャーが使いにくくて
どうしてもメインに使うには至らない。ファイルマネージャーに直接入力欄さえあれば
そこでコピペ可能になってだいぶ使い勝手は良くなるのだが。
(ファイルを直接ドロップ出来れば尚良い。)


そして、ドライバの更新では ゼロアワー レッドクラッシュ がsamplesに対応。

ついでに、オズマウォーズ のサンプル音が今までインベーダーの音だったものが、
ちゃんとオズマウォーズ用のサンプル音になった。


あと、小ネタとしては、ファミコンとは別に、最初期のファミコンをクローンとして対応。

RP2A03て、細かなバージョン違いがあって、ファミコンだけでも7種類あるようなので
(NESとNEWファミコン加えて全9種類)最終的にはファミコンだけで7種類並ぶのか?
バージョンによる差異は良く知らないですが、バルーンファイトの音等で違いが出る模様。

ちなみに、前回の更新ではシャープC1もファミコンから分離されてクローンになっています。
VS.システムもバージョン違いが何種類かあったりするのだろうか?

と、そんなところで、今回はチートも作れそうなのが無かったのですが一つだけ。

aquario.xml

アクワリオは何故か起動時からクレジット数が5になっていて、ゲームオーバー後も
5に戻ってしまう状態だったので、簡易的に修正してみました。
(あまりテストしてないので、不具合があればご報告を)


で、動画。
今回は久々に超レアタイトル。

VSワルキューレの冒険


今回ファミコンをネタにしたので丁度いいタイミング。
しかし、クレジット要素がある以外、違いが殆ど無いような……

アーケード用に何か制限とか入っていないのだろうか?
これじゃ強パスワード入れたら永遠に終わらないような……

カプコン製アーケードゲームのテストモード考察


カプコン製アーケードゲームのテストモード考察

カプコンのアーケードゲームのテストモードには、他社ではあまり搭載しない
機能が標準で対応している事が多く、標準で無い場合も隠しコマンドで出せる
ように仕込まれている事も結構あるので 初リリースからCPシステムⅡまでの
タイトルのテストモードについて調べてみました。

基本的に発売順に解説していきます
(タイトルによっては一纏めにしていて、その限りではない)

CPシステム、CPシステムⅡのタイトルは別に分けています。





バルガス / Vulgus


テストモードの存在自体未確認




ソンソン / Sonson


テストモードに入ったら、P1スタート+P2スタート 同時押しで機能切替




ひげ丸 / Higemaru


P1ボタンを押しながら起動すると、隠しテストモード
(但し、タイトルロゴがバグった状態で残ったままになる)

バグったタイトルロゴは、P1レバー←(又は→)入力で消える
(タイトルロゴが残ったまま次に機能に切替えるとバグったままになるので注意)

ひげ丸は操作方法が他と違って少しクセのある仕様なので操作説明も記載
・最初のテストモード画面の操作(全てP1側)

 レバー←:テキストビュアーに切替
 レバー→:キャラクタービュアーに切替
 レバー↑:表示カラー変更(数値増)
 レバー↓:表示カラー変更(数値減)
 ボタン1:バンク切替
 スタート:次のモード(スプライトビュアー)に切替※
(※スタートボタンはすぐ離さないと連続して切替わって前画面には戻せないので注意)

・スプライトビュアー画面の操作(全てP1側)

 レバー↑:スプライト番号の変更(数値増)
 レバー↓:スプライト番号の変更(数値減)
 レバー←:反転状態の変更(数値増)
 レバー→:反転状態の変更(数値減)
 ボタン1:表示カラー変更(数値増のみ)
 スタート:次のモード(ディプスイッチ確認)に切替

・ディプスイッチ確認画面の操作

 P1レバー←:サウンド番号の選択(数値減)
 P1レバー→:サウンド番号の選択(数値増)
 P1ボタン1:選択したサウンド番号を再生
 P2スタート:押している間、ゲーム画面イメージを表示




1942


テストモード上で、P1レバー入力でテストメニューに切替
(テストモード画面上に操作指示あり)




エグゼドエグゼス / Savage Bees

ガンスモーク / Gun.Smoke


テストモードを有効にして起動すると、RAM TESTが起動する
RAM TEST上で、P1ボタン1を押すとINPUT TESTに移行
INPUT TEST上で、P1ボタン1+P1レバー↑ 同時押しでOUTPUT TESTに移行
その後、P1ボタン1で機能切替




戦場の狼 / Commando


ワーニング画面でP1ボタン1を押すと、通常テストモードに移行
通常のテストモード以外の機能は未確認




魔界村 / Ghosts'n Goblins


コインスイッチを押しながらテストモードに入る
テストモードに入ったら、P1スタート+P2スタート 同時押しで機能切替
(コインスイッチを使わずにテストモードに入った場合はクロスハッチのみの切替)




セクションZ / Section Z


通常のテストモード以外の機能は未確認




闘いの挽歌 / Trojan


テストモードの存在自体未確認




ラッシュ&クラッシュ / The Speed Rumbler


テストモードに入ったら、P1スタート+P2スタート 同時押しで機能切替
(但し、入力受付がシビアで、完全に同時で入力しないと反応しない)




アレスの翼 / Legendary Wings


テストモードの存在自体未確認




サイドアーム / Side Arms


テストモードに入ったら、P1ボタン1+P1ボタン2 同時押しでOUTPUT TESTに移行
その後、P1ボタン1で機能切替




必殺無頼拳 / Avengers


テストモードに入ったら、P1スタート+P2スタート 同時押しで機能切替




トップシークレット / Bionic Commando


コインスイッチを押しながらテストモードに入る
テストモードに入ったら、P1ボタン1+P1ボタン2 同時押しで機能切替




1943 ミッドウェイ海戦 / 1943: Battle of Midway

1943改 ミッドウェイ海戦 / 1943 Mark II


コインスイッチを押しながらテストモードに入る
テストメニューの9項目以外全て選択可能になる(通常では4項目まで選択可能)

9項目目の選択方法方は不明
(チート作成/公開済)




ストリートファイター


通常のテストモード以外の機能は未確認




ブラックドラゴン / Black Tiger


テストモードに入ったら、P1スタート+P2スタート 同時押しで機能切替




虎への道 / Tiger Road

F-1ドリーム / F-1 Dream

ラストデュエル / Last Duel

ラリー2011レッドストーム / Led Storm Rally 2011


テストモードに入ったら、P1ボタン1+P1ボタン2 同時押しで機能切替




マッドギア / Mad Gear


テストモードに入ったら、P1レバー↑+ボタン1+P1ボタン2 同時押しで機能切替
(但し、入力受付がかなりシビアで、完全に同時で入力しないと反応しない)




麻雀学園 卒業編 / Mahjong Academy

七対子 / Chi-Toitsu

麻雀学園2 学園長の復讐 / Mahjong Academy 2


テストモードに入ったら、P1スタート+P1フリップフロップボタン 同時押しで機能切替




スーパーマル禁版 / Super Marukin-Ban

ポーカーレディース / Poker Ladies


麻雀学園と同系の基板を使っていますが、
通常のテストモード以外の機能は未確認




アドベンチャークイズ カプコンワールド / Capcom World

アドベンチャークイズ2 ハテナ?の大冒険 / Adventure Quiz 2


テストモードから ③テストプログラムに入る
クロスハッチ画面に入ったら、P1スタート+P2スタート 同時押しで機能切替




カプコンベースボール / Capcom Baseball

テストモードに入ったら、P1スタート+P2スタート 同時押しで機能切替




スーパーパン / Super Buster Bros.


P1レバー↓を入れながらテストモードに入ると、テストメニューが拡張される




ブロックブロック / Block Block


P1ボタン+P2ボタンを押しながらテストモードに入ると、テストメニューが拡張される





ドカベン / Dokaben

ドカベン2 / Dokaben 2

ポンピングワールド / Buster Bros.

クイズ殿様の野望 / Quiz Tonosama no Yabou

クイズ三國志 / Quiz Sangokushi

スリップストリーム / Slip Stream


標準でメニューが拡張されていて、特殊な操作は不要

カプコンボウリングアタックス については、他社製・他社基板につき対象外






CPシステム、CPシステムⅡ


※ 以前チート更新時に公開したデータと同じです。
(改装予定)





・大魔界村
P1 レバー↑+ボタン1+ボタン2を同時押ししたままテストモードに入ると
通常の拡張よりも更に拡張された隠しモードになります。
(チートは作成/公開済)

この隠しモードは日本版のみで、海外版はこの機能自体入っていません。


・エリア88、チキチキボーイズ、ワンダー3
コインスロット [5] を押しながらテストモードに入ると機能が拡張されます。
チートの必要もないレベルの簡単な隠しです。
(だが、本家にチキチキボーイズのチートはあるという。)

エリア88、ワンダー3は今回調べて発見しました。(もしかしたら情報は初出?)
この2つもチートは一応作ったものの、公開不要レベルと判断して没。

エリア88
maincpu.pb@FF14B7=00
area88_menu.png

ワンダー3
maincpu.pb@FFF39F=00
wonder3_menu.png


・ストライダー飛竜
コインスロット [5] を押しながら?テストモードに入ると機能が拡張されます。
と、書きましたが、エミュレータ上でこの方法を試しても何故か入れません。
(チートは作成済で、現在は本家チートに取り込まれています。)


・ザ・キングオブドラゴンズ、ロックマン ザ・パワーバトル
拡張モードはあるものの、出し方は分かっていません。(チートは作成/公開済)


・がんばれ!マリンくん、ポコニャン!バルーン
こちらも同様に拡張モードはあるものの、出し方は分かっていません。
チートも作成していません。
(強引な方法を使えば作れない事も無いが。)

pokonyan.png


・USネイビー
メニュー上には最初から表示されいるものの選択できません。

現状ビュアーに入る方法は不明。
(チートで選択範囲を広げてもダメ)


・拳聖土竜、パン!3
外注なのもあってか、テストモードは通常の機能だけで、隠しモードは無い模様。


上記で解説した以外のCPシステム(Ⅰ)のタイトルは、全て標準で拡張状態。



ちなみに、CPS2のほうで、標準で拡張状態になっているタイトルは、

アルティメットエコロジー、エイリアンvsプレデター、スーパーストⅡ(X含む)
スーパーマッスルボマー、パワードギア、ヴァンパイア

と、少な目で、これら以外は全て拡張されていない状態です。





余談



1993年、カプコンは ファイターズヒストリーストリートファイターⅡ
著作権を侵害したとし、データイーストに対して訴訟を起こしています。

ja.wikipedia.org/wiki/カプコン対データイースト裁判

訴訟については最終的に和解していますが、ちょっと興味深い説が浮上。

まず、和解が成立したのが1994年10月31日(アメリカでも11月8日に終結)
そして、テストモードにキャラクタービュアーが標準搭載されなくなった時期と
照らし合わせると、ビュアーが標準搭載されたタイトルで最後に確認できたのは

パワードギア (1994年10月稼働)

が最後で、その次に稼働したタイトル

X-MEN (1994年12月稼働)

には搭載されておらず、これ以降にリリースされた全てのタイトルでビュアーの
標準搭載は無くなっている。
(隠しで存在しているものはある。)

このタイミングを偶然と取るか、はたまた裁判の影響と取るか……
(は個人の想像に任せる)

ねこ自慢

Wayder

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